あこがれのギリシャ風景。家にいても心は旅気分!


by salasa_ohkura

古代の劇場

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紀元前のギリシャでは、すでに病の治療に適度な運動や精神の解放を取り入れるという方法が取り入れられていたことを前回の記事で取り上げました。医神アスクレピオスの神域を含むエピダウロスの治療所は、現在も発掘中で多くの部分が礎石だけを残すのみですが、劇場だけは当時の姿を完璧な形でとどめています。

55列の観客席に1万4000人を収容できる大規模な劇場は紀元前4世紀に建てられました。アテネのアクロポリスやアポロンの聖域・デルフィー遺跡にある劇場と比べても圧巻の大きさです。初めて訪れた時は息をのみました。

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観客席最後列は地上23メートルという高さ。広がる眺望は丘陵地帯に延々と続く松や糸杉、オリーブの森。観光地であるにもかかわらず、ここにあるのは遺跡だけ。紀元前そのままの景観なのです。

更に素晴らしいのは劇場の音響効果。直径20メートルの大舞台にも自由に入れるので、中央に立ってコインを落としてみる人や歌を歌う子供の姿に出会いました。

観客席には「黄金分割比」が取り入れられています。最も均整のとれた縦と横の1:1.618は「神から授かった比率」。ピラミッドやパルテノン神殿、ミロのヴィーナスにも見られるように人間が最も美しいと感じられる形を生み出しているのです。

でも、それらの前で黄金比の説明は必要ないでしょう。「美しさ」が見る人の心にまっすぐ届いてくると思います。


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by salasa_ohkura | 2009-05-15 17:10 | ギリシャ神話