あこがれのギリシャ風景。家にいても心は旅気分!


by salasa_ohkura

野草摘み

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春になるとギリシャの大地は野の花が一杯。住宅街を抜けて少し郊外に車を走らせると写真のような大きな空き地があり、野草を摘んでいる人をよく見かけます。凧揚げをした森でも友人と私がアネモネで花束を作っている脇で、おばさんがせっせと野草を摘んでいました。

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野草χορτα(ホルタ)はギリシャの食卓によく登場します。写真のおばあさんが摘んでいるのはタンポポの葉、今時分に市場でも沢山出回っています。日本ではほうれん草や春菊を少し歯触りを残すよう固めに茹でるのに対し、箸でちぎれるくらいに柔らかくします。

食べ方は至って簡単。茹でたホルタにギューッとレモンをしぼって、塩をパラパラ、オリーブオイルをたっぷりとかけるだけ。ホルタのほろ苦さ、柔らかい食感と塩、レモン、オリーブオイルが渾然一体。とにかく美味しいです。日本から遊びに来た知人が「煮びたしみたいね」と言っていましたが、まさにそんな雰囲気。そして驚くほど沢山かけるオリーブオイルは、質が良いせいか癖がなく素材の味を引き立てる名脇役。野菜だけでなく焼いた魚などにもかけるので油というより調味料に近いかもしれません。

ギリシャの野菜や果物は太陽の匂いがするような気がします。こんな風に春の野で摘んだ野草を食べると冬を乗り越えた大地のパワーをもらうようでした。
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by salasa_ohkura | 2009-03-05 10:38 | ギリシャの春