あこがれのギリシャ風景。家にいても心は旅気分!


by salasa_ohkura

遺跡の春

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春になると紀元前の遺跡は野の花に彩られます。晴天に恵まれてギリシャらしい青空となった時には、一年のうちで最も穏やかで優しい姿を見せてくれるような気がします。

アムステルダム在住の友人が春に訪ねて来た時に、こんなことを言っていました。「オランダのチューリップが春の風景で一番と思っていた。でも、それは人が作ったもの。ギリシャの春は自然の恵みともいえる野の花によって輝いている。素晴らしい!」
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確かに大地に溢れる花々には天の恵みのようなものを感じます。
神話によるとギリシャの春は農耕の女神であるデメテルが愛娘ペルセポネと再会した喜びによって生まれると伝えられています。
冥界の王ハデスに娘をさらわれた女神は嘆き悲しみ、それによって地上は枯れ果て終わらない冬となってしまいました。実りのない大地です。人々からの供物もなくなり、神々も困り果ててゼウスによる調停がなされることになりました。
ペルセポネは一年の三分の一を冥界でハデスと共に過ごし、残りを地上で母と暮らすことに。娘が冥界にいる間は母は悲しんで冬となり、地上に戻って再会を喜び合っている季節が春なのです。

写真はペロポネソス半島にあるエピダウロスに残る競技場跡とその周辺。可憐な黄色い小花がまぶしく、女神の喜びが大地に満ちているようでした。エピダウロスは完全な形で残っている古代劇場で有名、こちらの方は別の記事でご紹介したいと思います。



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by salasa_ohkura | 2009-04-06 00:00 | ギリシャの春