あこがれのギリシャ風景。家にいても心は旅気分!


by salasa_ohkura

カテゴリ:行事( 12 )

羊の丸焼きで祝う復活祭

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ギリシャの復活祭。
どこの家でもこんな風に羊を丸焼きにします。
神への生贄という意味があるそうです。
友人宅は庭で。マンション住まい(多いです)の場合は広いベランダで。
商店が住まいになっている人は店の前で。
ギリシャでは一年の半分の食事を外でとる習慣があるので、
どこの家のベランダも庭も広く、テーブルと椅子が置いてあるんです。
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天気の安定しなかった季節は復活祭を境に春欄間へ。ギリシャらしい太陽の光が燦々。待ちに待った「戸外で食事をとる」最初の日だったりします。
写真のように木陰にしつらえたテーブルには、ギリシャ風サラダ、ほうれん草のパイ、ブドウの葉でごはんを包んだもの・・など伝統的な家庭料理が並び、おいしいワインとともに羊の焼けるのを待っています。

復活祭までの肉や魚、乳製品を断つという節制期間は、冬ということもありますが暮らし全体が静かな感じです。ましてキリスト受難の金曜、土曜は喪に服す日でひっそり。
その沈黙を破るように一気に賑やかになり、陽気なギリシャ音楽があちこちから流れ、人々の笑い声や話し声が聞こえ、羊を焼く煙と香りが一杯。

暮らし始めてすぐに来た復活祭、街を散歩していると
色々な人が「エラ!(おいで)」と声をかけてくれました。
「フロニァ・ポラ(おめでとう!)」と慣れないギリシャ語で挨拶をすると
満面の笑顔で握手、焼いている羊を味見させてくれたり、
復活祭のクッキーを包んでくれたり、ワインを飲ませてくれたり・・・。
何てあたたかい人達なんだろう!すごく素敵な国に来たんだな、と
実感したことを懐かしく思い出します。


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by salasa_ohkura | 2010-04-13 17:38 | 行事

復活祭の赤い卵

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復活祭を迎えたギリシャ。
その準備の為に前の週の木曜日に卵を赤く染めます。
卵は生命の象徴を意味する復活祭のシンボル。
街のショーウインドーの飾り、ろうそく、チョコレートなど様々なところで見かけます。e0171285_9485244.jpg
キリスト受難の日である聖金曜日の前日(聖木曜日)に
卵を染料で染める習慣があります。
市場に行くと写真のように紙の袋に入った染料が並んでいます。
赤、青、黄色、緑とありますが、「キリストの血」を意味する赤で染められるのが一般的。

今年、ギリシャの友人はウェブカメラで薄い茶色の卵を見せてくれました。
ビーツの茹で汁を使った天然の染色です。
他、葉を貼り付けて染めると写真のように柄ができますし、
皆、それぞれに工夫をして大事に卵を染めているようです。
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染められた卵は籠などに入れて飾られます。
復活祭の日、食事の前に各自卵を手に持ち、「カロパスハ(良い復活祭を)」と言いながら
カチンと合わせます(写真)。
割れ目の出来なかった人が幸運!
そして祝いの宴が始まります。
当日の様子は次回に。




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by salasa_ohkura | 2010-04-04 11:00 | 行事

カーニバルの風景

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ギリシャは今、カーニバルの時期、Αποκριες(アポクリエス)といいます。
休日になると街には仮装をした可愛らしい子供達が一杯。
この週末が一番盛り上がります。
期間限定のカーニバル専門ショップ、帽子や仮面を売る小さな屋台が出て
大人もちょっとした仮装で参加。
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学校や幼稚園でも仮装の日があり、
男の子は騎士、インディアン、宇宙人、女の子はお姫様、妖精など好みの衣装を着ての登校です。
最近は、忍者や着物風など日本をイメージする衣装も人気で、友人の子供の学校でも着物姿の女の子が3人も居たそうです。衣装の値段は20ユーロくらい。

このイベントは15日の清月曜祭を境に始まる断食(肉や魚、乳製品を断つ)の前に
おもいきり楽しんでおこうという意味があります。
4日の木曜日は「肉の匂いのする日=肉をお腹一杯食べる日」でした。
来週からはキリストの受難について考え、節制をしながら復活祭(今年は4月4日)までを
過ごしていくギリシャの人々です。


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by salasa_ohkura | 2010-02-13 17:41 | 行事

新年に幸運を占うケーキ

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新年は暮らしの大きな区切り。清新な心持になります。

友人からこんな写真が届きました。
2010年と年号の入ったケーキ、バシロピタ。
ギリシャでは元旦に家族揃って食べる習慣があります。

オレンジの絞り汁と皮のすりおろしを生地に混ぜ込んだ風味豊かな味。
焼くときにホイルでくるんだコインを入れておきます。
幸運のコインです。

切り分けたケーキを食べた時にコインが入っていた人はラッキー!!
どんな一年になるのかという期待感を抱く新年にピッタリです。
同じようなケーキがフランスやポルトガルなどにもありますね。

テーブルセッティングがクリスマス??と思っていらっしゃる方も多いことでしょう。
日本と異なってギリシャでは1月6日、キリストがヨルダン川で洗礼を受けたことを記念する
祝日(顕現祭)までがクリスマス期間となります。

ところで、ギリシャのサンタクロースは大晦日の深夜にやってくるので
子供たちが歓声と共にプレゼントを開けるのは1日の朝。
サンタクロースの名前は聖バシリスと言います。
聖人バシリスがサンタクロース伝説と重なり、一般的なイブの訪れではなく、
彼を祝福する日(ネームデー)である1月1日になったそうです。
サンタの名前や訪れる日は違っても子供たちに与えられる夢と笑顔は同じ。

バシロピタは、この聖バシリスに因んだ名前を持つケーキなのです。
いわばサンタケーキ。大人にも楽しい時間をプレゼントしてくれています。


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by salasa_ohkura | 2010-01-06 18:10 | 行事

クリスマスの風景2

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ギリシャ正教ではクリスマスは復活祭に次ぐ大きな祝祭です。
街のあちらこちらに見られる装飾。
イベントになっている日本のクリスマス装飾とは異なり、
キリストの誕生を祝う宗教行事であることを実感できる雰囲気が漂っています。

上 アテネの中心 シンタグマ広場に飾られたクリスマスツリー
下 ショーウインドーに飾られたプレセピオ(キリスト生誕の場面を人形で表現した飾り)
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by salasa_ohkura | 2009-12-19 21:41 | 行事

クリスマスの風景1

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クリスマスの季節。
ウェブカメラに映る友人の部屋にもツリーが飾られ、
クリスマスクッキーを焼くなど準備が始まっています。
続いているオリーブの話題はお休み、ギリシャのクリスマス風景をお楽しみください。
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上・スーパーマーケットのお菓子売り場に並ぶサンタチョコレート
中央・シンプルなツリーの向こうにゼウス神殿
下・シンタグマ広場近くの雑貨店


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by salasa_ohkura | 2009-12-12 20:54 | 行事

ギリシャ語のYESとNO

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日本ではあまり馴染みのないギリシャ語。
暮らし始めて「ありがとう」や「こんにちは」などの挨拶の他に覚えたのが
YESとNOです。
ギリシャ語では「ΝΑΙ(ネー)・ΟΧΙ(オヒ)」。

会話を聞いていると度々「ネーネー!」という言葉が聞こえてくるのですが、
それは「そうそう!」という相槌です。
日本語にも語尾や呼びかけに使う「ねー」があるだけに、当初は面白く感じました。

ΟΧΙに関して忘れてはならないのが10月28日の祝日「オヒデー」です。
1940年イタリア軍の侵攻に対しギリシャ側が「ΟΧΙ」(NO)と言い、戦争が始まった日。
この日は各地でパレードが行われ、子供たちは正装して学校ごとに大通りを行進、
先頭はΟΧΙ、その後ろには1940を掲げています(写真)。
多くの人がギリシャ国旗を持って沿道でパレードを見守ります。

トルコをはじめイタリア、ドイツなど様々な国の支配を受けたギリシャ。
独立戦争、バルカン戦争、内戦・・・近代には多くの戦いがありました。
先人達の犠牲の上に今の平和があることを考え、
ギリシャが歩んできた苦難の近代を振り返る大切な日を
過ごしているように思えました。


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by salasa_ohkura | 2009-10-29 18:04 | 行事

満月の夜は遺跡で。

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バカンスから戻ってきた友人とまた楽しいおしゃべりが再開しました。
先週の話題の中から一つご紹介します。

ギリシャでは8月の満月の夜に遺跡をオープン、
神殿と月を楽しむことができるそう。
友人は昨年パルテノンを訪ねていました。

今年は8月6日が満月。
スニオン岬のポセイドン神殿に行くと聞いていましたが、
当日、近くでコンサートのイベントがあり、道路など
かなりの混雑が予想されると聞いて断念したそうです。

8月の旅行で満月の日に滞在することができる方は是非、夜の遺跡を訪ねてくださいね。

さて、写真がそのポセイドン神殿。
海に突き出た岬の先端に立ち、アテネから1時間半ほどで訪ねられる夕陽の
スポットとして人気があります。

ここを訪ねる時はたっぷりと時間を用意してくださいね。
夕暮れよりも早く訪ねて青い大海原と空を背景にした神殿に出会い、
カフェでひとやすみ。
それからまた岬へ出て刻々と変わる空の色を眺め、
また時間を経て輝く大理石の白い柱が夕陽に染まり、
闇にのみこまれていくまで・・・ゆっくり過ごす時間は至福です。

ただ、夕陽が落ちると係員が笛をピーピー吹いて追い出しにかかるので
余韻にひたる暇がないのがちょっと残念(笑)。


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by salasa_ohkura | 2009-08-14 22:30 | 行事

復活祭

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特別な1週間の終わりは、キリストの死と向かい合う大金曜日、悲しみの中で喪に服す大土曜日。
そして日付が変わる夜の12時になると復活を告げる鐘が大きく鳴り響き、人々がミサに出かける為、夜中とは思えない騒がしさ。教会で火をもらったろうそくを手に歩くので、窓から通りを眺めるとあたたかい灯りが揺れ、「フロニァ・ポラ(おめでとう)!」という声が聞こえてきました。

家に戻ると羊の臓物のスープ「マギリッツァ」を食べ、長い節制の後に肉が解禁になる身体の調子を整えます。朝を迎えてからは宴の準備がスタート。
最も重要なのは子羊を丸焼きにすることです。神への生贄と言われる羊、その臓物をグルグルと巻いたココレッツィを焼いて食べるのが祝宴のメインディッシュ。この時期のスーパーに行くと羊焼き専用のコンロが山積みになって売っていますし、節制の間はマカロニを置いていた肉屋にも子羊が何頭もぶら下がりはじめます。

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どこの家も家族や遠方の親戚が大勢集まり、とてもにぎやか。羊が焼けるのを待っている間の話し声や笑い声、陽気なギリシャ音楽が流れ、羊を焼く煙と香ばしい匂いががあちらこちらから漂ってくるのでした(写真、上)。

祝宴を外(庭やテラス)で行うというのがギリシャスタイル。寒い時期以外は食事やお茶の時間を戸外で過ごすギリシャ人にとって、「外で食事を楽しむ季節」の境となる日でもあるように感じられました。天気の安定しなかった復活祭前とは一転、ギリシャらしい青空の日が増えてくるのです。

冷たい雨や雪、鉛色の曇天の日々を経てようやく迎える春たけなわの喜びがキリストの復活を喜ぶ気持ちと重なる大きな祝祭でした。



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by salasa_ohkura | 2009-04-17 18:10 | 行事

復活祭までの1週間

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19日にいよいよΠασχα(パスカ・復活祭)を迎えるギリシャ。今週は大月曜日、大火曜日と曜日に「大」をつける特別な1週間で、教会では毎日、ミサが行われます。
街のパン屋やスーパには中央に赤い卵を埋め込んだ復活祭のパン(チュレーキ・写真上)が並び始めます。

このパンは家庭で手作りする人も多く、私の友人も毎年、焼いて届けてくれました(写真下)。バター、卵、小麦粉、塩、イーストに少し多めの砂糖を入れ、発酵した後に三つ編み型や二つ編みをリング型にして焼き上げるのが定番、ほんのりと甘く素朴な味わいです。

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赤い卵は、大木曜日に染める決まりがあります。卵は復活の、また赤い色はキリストの血を象徴。受難の日となる大金曜日の前日に行う重要な仕事。染料は他に青や黄色などもありますが、やはり伝統的な復活祭の卵の色は赤といわれています。

大金曜日の3時がキリストの死の時間。夜には教会で悲しみのミサが行われ、終わったあとには花を飾った棺が出て、ろうそくを持った人々と共に街を歩きます。テレビではキリストの生涯をテーマにした映画が放映され、大金曜の夜にはそれを見るのが恒例でした。

大土曜日は一日中、追悼の鐘が聞こえてきます。こんな音がでるのか・・・と思うような静かで哀切な響きでした。街の中もひっそりと静まりかえっています。

復活まで一日、一日、意味のある大切な1週間。先ほどギリシャの友人から電話があり、小さなチュレーキとクッキーを焼いて送ってくれたとのこと。我が家にもパスカが近づいてきているようです。



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by salasa_ohkura | 2009-04-12 09:36 | 行事