あこがれのギリシャ風景。家にいても心は旅気分!


by salasa_ohkura

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ギリシャ問題その後

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経済危機問題について多くのコメントをいただき、ありがとうございました。
ニシロス島(ロードス島近く)にお住まいの方から観光面ではダメージを受けているが、
日常は同じ国とは思えぬほど普段と変わらないというお話がありました。
その後については報道でご存知の通り、EUやIMFからの支援を受けることが決まっています。
依然、深刻な事態であることは変わりありません。

友人はどうしているか電話をしてみました。
「その後、どう?」
「うーん、すっかり静かになった。デモやストライキは起きていないよ。」
値上げに関しては特にガソリンが上がっているということでした。
給与のカットなどは、もう言っても仕方ないという感じで
アテネでも今は普通の日常を送っているようです。
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先週末(8日)はアテネ西部の公園でΛΑΒΡYΣ(ラブリス)という多神論グループによる
「ディオニソス神への礼拝」が初めて一般公開され、見学に行ったとのこと。
写真を送ってくれました。

現在の礼拝というと教会においてのギリシャ正教を意味します。
しかし、古代ギリシャでは神話の神々がギリシャの人の心の拠り所であり、
それぞれの神を祀る神域ではいろいろな祭事が行われていました。
今回のディオニソスはローマ以降はバッカスとも言われ、葡萄酒の神様です。
いかにも古代ギリシャという扮装をした人達がディオニソスに祈りを捧げています。

「美味しいワインができるように、と祈っているの?」
「それは勿論、そうだけど、大事なのは人生を楽しめるようにってこと」

今、大変な中でも「人生を楽しむ」ことを願い、祈っている・・
世界の人々からはそんな場合じゃないだろう!と言われそうですが、
何だかギリシャ人らしいなと思いました。



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by salasa_ohkura | 2010-05-16 13:03 | その他

経済危機問題、友人より

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今朝のNHKニュースのトップはギリシャ・アテネの中心地で起きたデモのことでした。
政府の財政赤字政策に反対するデモは最近、続発していましたが、
昨日は一部暴徒化した参加者が銀行に火炎瓶を投げ込んで炎上、3人の方が亡くなったそうです。
映し出されるのは警察と市民との衝突、投げた火炎瓶が噴く炎・・・
ニュースを見て涙が出そうになりました。

ちょうど先週、友人とウェブカメラで話をしていた時、珍しく彼女の方から
「経済危機のことなんだけど・・本当に大変なんだよね。」と言うのです。
今年に入ってこの問題について何度か「大丈夫なの?」と尋ねたところ、
さほど深刻な感じはありませんでした。
しかし、今回はいつになく愚痴をこぼしています。

政治家と一部の金持ちだけがギリシャのお金を自由にしている。
給料がカットされ、物価は上がり始め、生活が大変になることが予想される。
いつもならバカンスの計画を立てて楽しみにする時期なのに、皆が「お金、お金」と
言い、現状に強い怒りとストレスを感じている・・・。

彼女は夫と一人息子がいる一般的なギリシャ人女性。
ご主人は公務員です。
今回のことで給料が年間3500ユーロ(420000円くらい)のカット、
その割合は更に増えることが予測され、また休暇も減らされるそうです。

先ほど電話をしたところ、今日は交通や学校などのストライキはなく、
銀行のみ閉まっているそうです。デモも連日起きているわけではありません。

この問題に関しては一庶民としてはどうすることもできず、
「与えられた暮らしの中で前向きにやっていくしかない、そして祈ることしか
できない、もう少しマシな政治家を選ぶことを学ばなければならない」
と話していました。
同時に「これまでギリシャは幾多の苦難を乗り越えてきたので同じようにまた
今回の厳しい現実も必ず乗り越えることができる、神はギリシャを愛しているのだ」
と達観した考えも持っています。
以前、ギリシャが山火事で甚大な被害を受けた時も同じことを言っていました。

私も祈ることしかできません。
ニュースの報道も現実ですが、このブログを通してギリシャの心豊かな暮らしや
あたたかい人々、美しい風景などを少しでもお伝えできればと願うばかりです。

亡くなった方々のご冥福を心からお祈りいたします。

(写真はデモがあったシンタグマにある無名戦士の墓。衛兵の交代式の様子)


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by salasa_ohkura | 2010-05-06 22:09 | その他
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ギリシャの5月1日はプロトマイヤと呼ばれ、
家族や友人達と自然の中で一日を過ごし
花を摘んでリースを作る日とされています。
そのリースは家族の健康や幸せを願うもの。
できあがったものを持ち帰って門やバルコニーに飾る家もあります。
写真のように大地に野の花が咲くこの時期ならではのイベントなんです。
日本ではまったく知られていませんが、どこへ行っても本当に花がきれい。
野の花リースは春の休日の象徴です。
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さて、ギリシャの休日。
ギリシャ正教で日曜は安息日ですから、スーパーも商店も全て閉まっています。
(観光地のお土産店は開いています。)
日本では日曜日に繁華街に出たり、大型スーパーやショッピングモールなどに出かけて買い物をして過ごすことが多いため、住み始めた頃は少し戸惑いました。また、商業施設や映画館など遊ぶ選択肢が少ない。首都アテネの街に高層ビルさえないことは以前、お話したとおりです。

ギリシャの友人ができて、彼らの休日の過ごし方を知ると日本とは全く異なるものでした。
海に行って散歩し、魚料理を満喫し、カフェでおしゃべり。
山に行って花を楽しみ、山の料理に舌鼓をうったり、バーベキューをしたり。
以前、ご紹介したようにギリシャのタベルナ(レストラン)は気取ったところがない
庶民の食堂。値段も安く、雨さえ降っていなかったら舗道にまでテーブルを広げて
太陽と海や山の香りを感じながらの食事。
そこには家族や友人が必ずいて、にぎやかです。

とてもシンプルで、ナチュラル。
「お金や物」から離れたところで心身共にリラックスしていることがわかりました。
私のギリシャでの休日は彼らと一緒に過ごすことも多くなり、すぐにこのスタイルに。
外国の友達も気軽に仲間にいれてくれる優しい人達。
自然の中でゆっくりと時間が過ぎていきます。
世界中の物が集まり、遊ぶ施設に事欠かない贅沢な日本の休日よりも
安らぎや豊かさを感じていました。


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by salasa_ohkura | 2010-05-02 22:37 | ギリシャの暮らし