復活祭の赤い卵
2010年 04月 04日
復活祭を迎えたギリシャ。
その準備の為に前の週の木曜日に卵を赤く染めます。
卵は生命の象徴を意味する復活祭のシンボル。
街のショーウインドーの飾り、ろうそく、チョコレートなど様々なところで見かけます。
キリスト受難の日である聖金曜日の前日(聖木曜日)に
卵を染料で染める習慣があります。
市場に行くと写真のように紙の袋に入った染料が並んでいます。
赤、青、黄色、緑とありますが、「キリストの血」を意味する赤で染められるのが一般的。
今年、ギリシャの友人はウェブカメラで薄い茶色の卵を見せてくれました。
ビーツの茹で汁を使った天然の染色です。
他、葉を貼り付けて染めると写真のように柄ができますし、
皆、それぞれに工夫をして大事に卵を染めているようです。
染められた卵は籠などに入れて飾られます。
復活祭の日、食事の前に各自卵を手に持ち、「カロパスハ(良い復活祭を)」と言いながら
カチンと合わせます(写真)。
割れ目の出来なかった人が幸運!
そして祝いの宴が始まります。
当日の様子は次回に。
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by salasa_ohkura
| 2010-04-04 11:00
| 行事