
キリストの誕生を祝う言葉、クリスマスおめでとう。
新年を祝う言葉、あけましておめでとう。
いずれもフロニァ・ポラ Χρονια Πολλα です。
そして「よい一年を」はカリ・フロニァ Καλη Χρονια 。
ギリシャは何事ものんびり、ゆっくり。
日本のペースでせかせかとしていると「シガシガ(ゆっくり、ゆっくり)」と言われます。
スピード社会の日本でギリシャのペースを続けるのは難しいことですが、
折々に思い出して、心のゆとりを忘れないでいたいと思います。
旧年中はシガシガの更新で綴るこのページにおつきあいいただき、
ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新しい年が皆様にとって素晴らしい日々となりますようお祈りしております。
さらさ
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ギリシャ正教ではクリスマスは復活祭に次ぐ大きな祝祭です。
街のあちらこちらに見られる装飾。
イベントになっている日本のクリスマス装飾とは異なり、
キリストの誕生を祝う宗教行事であることを実感できる雰囲気が漂っています。
上 アテネの中心 シンタグマ広場に飾られたクリスマスツリー
下 ショーウインドーに飾られたプレセピオ(キリスト生誕の場面を人形で表現した飾り)

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オリーブにまつわる神話に登場したエレクティオン神殿。
堂々たるパルテノン神殿とは対照的に優美な佇まいを見せてくれます。
最も印象的なのは6人の乙女を柱にしたカリアティディスの演壇と言われる柱廊。
髪を後ろに束ね、柔らかな襞の衣服を身にまとっている姿は
紀元前からの時を止めたかのよう。

神殿に見られるのはレプリカ、本物は今年の6月に開館した新アクロポリス博物館に保存されています。写真と異なり、乙女を360度の方向から眺めることができるような展示方法をとっているそうです。
ギリシャの歴史を静かに見守ってきた乙女たち。
6人のうち一体はトルコ支配下の時代に
駐トルコ大使であったエルギン卿がパルテノン神殿のフリーズ
(円柱と天蓋の間の小壁部分)などと共に
イギリスに持ち去ってしまいました。現在は大英博物館にあります。
長い間、返還運動をしていますが未だ実現していません。
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